高尚ぶる、

小説も書いてるから読んでね ピース

約束はいらない

 

 

 

ともだちが横で眠っている。他人がとなりで眠っている状況は、久しぶりだった。好きな男がたてる寝息を聞きながら部屋の隅の本棚をみつめていたふゆ。もう随分と、とおくまで泳いできてしまった。外はだんだん青くなっていったし、これが永遠なら良いのにな と平凡すぎることを考えていた。だからつまらなかったのだろうか、いつまでも。わたしは。背中はびくともしない。一緒にねむればよかった。眠れなくとも、寝顔なんて見ずにさっさと目を閉じれば良かった。そうしたら、いま。覚えてなんかなかったのに。思い出すことなんて無かったのに。いまは壁ではなく、天井を睨んでいる。あの寝顔すら忘れかけたとき、「ずっと覚えていよう」と思って切り取った瞬間が、他の誰かもみつめていた瞬間だったと知ったとき。絶望したのだと思います。それでも立って、なんの意味があるの。なんて。答えを急ぐ必要もないのだけど、いまのわたしはどうしようもなく焦れている。手を、つなぎたい。もう、つなげないの。じゃあ、だれとも繋がないで。嘘だよ。二度と会えない他人になったともだちを宙に浮かべて、そのまま落とす。天井を睨んでいる。届かない。届けない。いま。聴こえるのは、ともだちの寝息。なにも違わないよ。記憶のなかにしまい込んだ、きみの寝息と混じり合って、もう。いっそ、分からなくなってしまえば良い。なくしてしまいたい、もう手に入らないのなら。おわるなら、はじまんなくって良かったかな。どう思ってる、もう忘れたのか。きみはどう。いま、どこに立ってる。なにかんがえてる。分からなくっても、良いと思ってるよ。

 


あ、いいですいいです。大丈夫です。すり減った魂は、すり減った分、どこにゆくかな。海のそこに沈んでゆくか、跡形もなく燃やされてしまうか。きみが理不尽な目や、「なんかこれ違うんだけどな」を無理矢理に飲み込んだときのこと。なあなあで流すしかなかった流せないこと。ぜんぶ抱きしめて文章で寄り添えたらな、と。まいかい言っていることが同じになっていると思うけれど、わたしは本気でそう思っている。わたしの文章は、どこまでゆけるだろう。きみといっしょに。なんのために文章を書くか。きみがきめてくれればそれで良い。ここにいます。

 


予測変換で他人の名前が出る。精神がゴリゴリ削られてくかな。いかないかな。ぐらつくじゃん、夏。お腹空いてるから気持ち悪いのか、気持ち悪いからお腹空いてるのか分かんない みたいな時間が膨張していく。わかる? すり減るよ。指先だけです。いつだって、すいすいと泳げるのは。そっちはどう。勝ったって言いたげな女の顔、実際言っていたらしい ということを又聞きで知る。わたしは負けたらしい。負けたなんて思わないよ。下卑た顔になるくらいなら、暗い部屋で文章を書く。消費はされない。届くなら。たたかうのは、いつだって実態のないもの。俗物的なものもひとも直ぐに消える。ほしよりもつよく、ごうごう、はやいスピードで燃え落ちよう。きみはこっちを向いているか。あなたはどうだ。わたしはきみを見下ろすままなのに。

 

 

 

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