高尚ぶる、

小説も書いてるから読んでね ピース

体躯

 

 

 

この地獄のことを、いつか忘れる。冬の朝の温度を、わたしはもう覚えていない。大学のピンク色の寮で暮らしていた日々のこと、もう消えかけている。夜中と明け方の間、いつまでも起きているわたしの部屋の扉を叩いたともだちと 転がるみたいにコンビニまで歩いたこと。書いていないと、書かないと、書き留めておかないと。忘れたいことも、忘れたくないことも。忘れちゃうんだよ。それって、きっと。おそろしいことだよね。きみは、それを。おそろしいと思ってくれるのか。夜中にともだちと食べたものの味、わすれたくないな。この部屋のよるは明けないが、朝は来る。きみと、地続きなのか、断絶されているのか、分からない朝。

 


もう誰のことだか分かんないな。さいきん、自分の声で目が覚めたり、深く眠れなかったりする。起きて、隣に誰も居ないってことが、とても心地が良いし、虚しい。いつもこんなことを書いている気がする。砂の城みたいだ、ここは。エアコン28度のくに。すずしさとはかけ離れた崩れかけの場所。きみの隣で眠れる、週末をさがしている。

 


サークルの帰り道、欲しくもないのに買ったアイスが不味くって、気持ちが最悪になる。アイスはいつだって美味しいはずなのに。ビスケットアイスは強く握るとボロボロと壊れてゆく。やっぱり眠るまえに食べるアイスが最高だなー という何十回目かの気付きをして、また遠回りしてコンビニへ向かうのだった。いちごのアイスが好きだった。ハーゲンダッツは自分で買ったほうが美味しい。付属する思い出は、たぶんいつか変色して腐り落ちてしまうだろう。そうならないうちに、いちごのアイスばかりを選んで買う、いま。そっちはどう?

 


ちびまる子ちゃん』の全巻セットをみつける。本棚にスペースは無い。なんとなく、ずっと気になっている。たまにこういうものを買ってしまうから、本棚はあってもあっても足りないのだった。小説が馬鹿みたいに詰め込まれて、床が軋んでいるような気すらする。『NANA』『ご近所物語』『天使なんかじゃない』。漫画は矢沢あい ばかりが並んだ本棚に『ちびまる子ちゃん』が並ぶ日はいつか来るだろうか。

 

 

 

個人誌『天国』、11月までにつくるよ!

まっててね ✌🏻

 

 

 

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