高尚ぶる、

小説も書いてるから読んでね ピース

舐める汁

 

 

 

秋は、美味しい。という言葉がいまいちピンとこなかった。好きな食べ物は春夏秋冬美味しいもの。わたしにとっての美味しい季節は、いつだって。好きな男が隣に居る季節。たしか、冬だったね。どうだったか。椎名林檎がうたっている、「時間は食べるべきものさ」と。きみと、食べるべきもの。切り分けて、その口に詰め込んでやりたい。吐いたって良いよ。やさしい裏技、つかいたい。秋の日暮れ。ひとりじゃ、持て余すから。時間もわたしも、きっと もうすぐ、溶けて無くなる。

 

 

さみしいのはイエロー。手旗信号をあげて、飛び回るよるの四方。やけに沢山料理をした。お菓子は、バターを沢山入れると良い。煮物は、砂糖を気持ち多めに入れると良い。離れられないくらい、美味しいものを作ると良い。きみのこと、考えずに。ざくざく刻む、大根。寄り添って、端に見えるのは、なにいろだった。振り払う。夢とか、覚めるならみたくないな。自分の名前が載ってる文芸雑誌。頭撫でて、褒められる為にやってるわけじゃないけど。それでも、そういうの。無いんだなって思うと、どうしようもなく虚しくなった。鶏胸肉って、かなしいくらいぱさぱさしてた。指でさわって。箸が通るくらいやわらかくなったら、とっとと食べてほしいの。いますぐに。

 

 

ベランダで見下ろす、染み込んでしまいそうな、濡れたアスファルト。買ったは良いけど、まだ、しばらく観ることが出来なさそうな映画。被害者みたいな面が上手い女ほど、渡ってゆけるつまんない田舎。閉鎖的。おわってる。ここは、田舎だから。みんな、ひとの見方をしらない。お前が押し潰されてしまうような、他人に興味が無いところに行きたい。東京に行くと、空気が食い込むのが好きだった。ひとりでご飯を食べて、青い照明に包まれたアイドルをみて。涙を流して、ひとりで歩く。要らなかったのに。さいしょから。なんにも。いらなかったのに。わたし。

 

 

ねこの瞳。横から見ると、零れそうで。わたしの眼もこうだったら良いのに。心の底から思う。みたくないものが多いから、きみが舐める刹那に流れてしまう。ゆめとか、みたくない。同じことばかり言うのは、同じことばかり考えるからかな。きみ、きみ。今日はどんな一日だったの。わたしにだけ、耳打ちして。ゆめのなか、脳に響く。ありもしないことを話されるのは、退屈。馬鹿が我が物顔で踊るよるは、さいてい。きみのことだけ、まだ。信じてる。

 

 

 

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