高尚ぶる、

小説も書いてるから読んでね ピース

あたらしい薔薇

 

 

 

爪のいろがかわいいね、と言われたことを。眠るまえに思い出して、手首に香水を垂らす。あまいんだか、甘くないんだか。人生は、基本的に地続きだ。梅雨頃にいろいろなことがあって、それでも文章を書いていたら「つよいね」と言われることが増えた。たまごの殻みたいに、押せば、壊れてしまうわたしよ。つよいなんて、わたしのなにを知っているの? 冷凍庫のなかには、週末に炊いた炊き込みご飯の残り。あとは空っぽ。スーパーに行ったら取り敢えず茄子を買ってしまう。そろそろ飽きてくる。まわる椅子。きみだけが気が付く断絶。わたしたち、もっと、鈍感で。馬鹿で居られたらよかったのにね。「人の夜を盗んで踊るバカどもが(stolen worlD)」、あなたの積み上げたよるまで盗み出すまえに。わたしが手をつなげたらいいのに。きみの愛をカウントする。

 

ひとに食べさせてもらうアイスクリームと、自分で持って食べるアイスクリームの差異。は、特にないです。味はいっしょ。まじで、同じ。おなじだよ。味覚は味覚だし。変わるのだとしたら、それは味覚ではなく、きみのこころが甘く痙攣しているからなのでは。そういうの、意外と分かっているほうだよ。わたし。ねえ、わたしのこと。馬鹿だと思っているでしょう。そう思いたいならそれでいいよ。昨日は、よるに。ひとりで歌いながらコンビニに行って、スキップしながら帰った。息はあがるし、正直街頭の無い夜道は恐ろしかったけれど。もはやあれは、なんらかの強迫観念みたいなものだったと思う。日々は、呪いですか? あったかい更衣室が好き。小学生の前半のほう。喘息がひどかったわたしはスイミング・スクールに通っていた。泳いでいる記憶は無いけれど、更衣室があったかくて、するする服が脱げたこと。プールサイドが生温かくて不愉快だったこと。何故か併設されていたサウナに毎回放り込まれていたこと。帰り道に食べたセブンティーン・アイス。冬は肉まん。そういうことは覚えている。「セブンティーンアイス うんめー」と『恋は永遠』のなかの峯田が歌う。そう、セブンティーン・アイスは美味しい。ひとりで食べても、ひとと食べても。いつだって、美味しい。それだけ。それだけです。それだけなんだよ。「いつもの部屋で いつもみたいに 君が笑うから やさしくって やさしくって」。幻影のなかで微笑むきみをみつめて、わたしはもうそこまで辿り着く。来年のはなしは、また今度にしよう。きみを残してわたしが居なくなったら、ねえ。きみは、さみしいの?

 

ミューズ。この言葉をきいて、誰を思い浮かべるか。わたしは、自分のことを考えました。自分のミューズは自分。他人に寄りかかったら、いつか崩れてしまうもの。とはいえ、だいすきなたった一人のアイドルたちもわたしにとってのミューズ。好きな男もミューズになり得るのかもしれない。もちろん、きみのことも。裸っていうのは、基本的に他人に見せないものだから。それでもなんとなく考えるときに(女のひとは柔らかい、みたいな文章を見たときとか)。そういうときに思い浮かべるのがわたしであってほしい、とか。ほしくない、とか。まあ、なんていうか。きみのふるえる脳の奥で、わたしがずっと生き続けられたら良いな、という。そういう話です。好きな男の、たったひとりのミューズになりたいね。きみは、どこにさわるか。

 

 

 

果てるきみの眼球。

 

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