高尚ぶる、

小説も書いてるから読んでね ピース

夜になる

 

 

 

塩ラーメンを2袋茹でた。食べきれなかったから冷蔵庫にいれた。たぶんもう美味しくないと思う。そもそもあまりラーメンが好きではなかった。高校の部活帰りに食べたラーメンしか美味しくなかったな と思い出す(部活帰りのラーメンも一度しか決行されなかったが)。

今日も晴れていて、好きな男とは今日も話せなかった。同じ教室に存在しているのにここまで関わりがないとは、と財閥解体について説明する先生を無視しながら考えた辺りで「これは飽きられたな」と悟る。そらはめちゃくちゃに青い。ベランダにはもうねこが来ない。風に吹かれる洗濯物のことを考えたが、そもそも干してすらいなかった。

生活は基本的にままならない。小説が進まなくて、1ページ書いては2ページ消したりしている。公共料金以外すべての支払いを終えてしまったり、既読で終わったトークルームで立ち止まったりしている。生きていると、死ぬことが多くなる。きみは見えないところで何度死んだだろうか。下手に思い出が付いてしまった曲は二度と聴けなくなってしまう。恋をするたびに聴けない曲が増えてゆく。もう二度と触れない、というか触らないような気がするので。鼻の奥がつんとした。春に食べるアイスはどうしてこんなに美味しいんだろう、と思いながら見つめる。髪をピンク色にしたくなった。フェルナンダリーみたいなピンク色。

春はまだ続くだろうか。さいきん気が付いたけど、たぶんわたしは季節のなかで春が一番好きだと思う。春を題材にした作品が増えていく(https://t.co/qHKb787Tos 春に立つ など)。

あなたはなにが好きだろう。の、あなたに入るのは誰だろうか。さみしいは海鳴りのように響いている。気が付かないままで進めたら。わたしのことを思い出して、蹲るよるがあなたにあれば良い。壊れやすそうなもののほうが、その眼にはピカピカと綺麗に映るのだろうが 意外と壊れにくいと気付いた瞬間に地面に落としてしまうのだろうね。アイスクリームは溶ける。ゆめは落ちるし時間は無い。指を折って、明日はなにを数えようか。これを読んでいるきみにも、残るものがありますように。それでは、また。

 

 

 

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永遠の男の子

 

 

 

 

『あなたは永遠の男の子でいい』とYUKIが歌う。

小学生のころ、好きだった男の子のことを思い出した。

目が大きくて、睫毛が長くて 薄っぺらい男の子だった。走ると風が舞うみたいに早くて、足が速いと小学生はモテると言うけれど たぶん、足が遅くても彼のことを好きになっていたと思う。理科の実験のアルコールランプみたいにゆらゆらと、頼りなく揺れている。

なんでこんなことをいま思い出すのか、知らない。修学旅行に行く新幹線のなか、座席を挟んで会話した。修学旅行が終わると転校してしまうことを知っていたけれど、「おぼえていてね」なんてことはたぶん言えなかったと思う。

小学校のことなんて殆どもう覚えていないけれど、なぜだか好きだった男の子のことばかりは覚えている。

やけに長くて最後にはひとりになる通学路のこと、友達と喧嘩した公園。5階の窓から見下ろす校庭、渡り廊下の頑丈さ。なんだってあったのに。

彼が「俺、2回修学旅行に行けるんだ」と笑っていたことを、昨日の夜中に思い出した。元気だろうか。

夜、風呂上がりの彼とばったり会って、濡れた前髪がキラキラと光っていたのを覚えている。「ーにだけ見せてあげる」と何故か隠しながら見せてくれた寝癖直しスプレー。かわいくって、かっこよくって、だいすきだった。

転校する前に手紙を渡せたか渡せなかったかは覚えていないけれど、そんなことはどっちだって良かったのかもしれない。忘れられない男の子。現在のSNSとかは、見つけたくないな。

いまわたしが好きな男も、いつか忘れられない男の子になるのだろうか。

忘れてしまうほど、離れてゆくのだろうか。

そんなことを思いながら天井を睨むと、また彼らの幻影がちらつく。煙草でも吸えば落ち着くのか。

ねむれないよるを乗り越えなくても明日はやってくるし、寂しいものだね。きみも、あなたも。このよるを明かせますように。おやすみなさい。

 

 

 

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ねばる往生際

 

 

 

 

連絡が来るかもしれないし。

そう思いながらまいにち遅くまで化粧を落とせずにいる。連絡は来ない。肌に悪いから、早く落としてとっとと眠ったほうが良い。そんなことは言われなくてもわかっている。

好きな男の幻影を見ながら眠りに落ちているが、好きな男はたぶんわたしの幻影をみない。好感度が表示されるゲーム画面であれよ、と思うが そもそも対峙すら出来ていないのでわたしにはもうなにも言う権利がないです。

 

今日はハーゲンダッツをふたつ買った。

食べている自分のことは想像できなかった。ハーゲンダッツは冷蔵庫に入っている。ひとり暮らしの冷蔵庫にハーゲンダッツ。勝手に子どもの頃、ひとつ500円くらいするものだと思いこんでいたけれど、実際はもっと安い。だいたい300円くらいで買えてしまう。特別は意外と安い。Amazonを覗けば無愛想な業務用ハーゲンダッツが並んでいる。

好きな男と食べたのは、ピノとソフトクリームだった。あと無理やり食べさせた居酒屋のジェラート。スーパーカップのほうじ茶。

どうせ覚えていないだろう、と思いながら覚えているはず と期待してしまう。確認しないのは怖いからだ。

あいたいときに会いたいと言えなくたって、恋は恋だし さみしいと布団に抱きついてもよるはよるのままだ。紫シャンプーは泡立ちが悪い。髪がパサパサする。撫でてもらう予定もないからなんだっていい。やけになって煙草を3本吸っても、煙のなかから好きな男は現れない。いろんな思い出を飽きても再生し続ける。既読が付いてほしいようなほしくないような。結局いつもなにも言えない。戻りたい、と思うのはこれからを諦めているみたいで嫌だ。ドアスコープを覗いてしまう。わたしに会わずに、どこに生きているんだ。気が狂いそうなよる。ここのところ毎日だ。

きみがわたしのことを想って、蹲っていますように。みんなも祈ってください。ベントラー。それでは。

 

 

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うまくできない

 

 

 

せっかく会えてもうまく話せなくて、手が震えるね。

さみしくなるなあ、上手く出来ない自分が可視化すると途端に泣きたくなる。今日は会わないはずだからこの服で良いかなって、適当な服で出かけた日ほど好きな男に出くわしたりして 半分泣きそうになるでしょう。そういうのの積み重ねです。まいにちっていうのは。

 


大学が始まってから、慣れたはずの登校に手間取ったり 久々に会う友達にどの自分で話しかけたらいいかわからなくなったりして、こんがらがるね。今日のピークは冷凍した食パンを焦がさずに焼けた辺り。きみはいまどのへんにいるだろう。だいたいつまらない授業に出ているときに考えることはいつも同じで、だいたい逃避行か いつかの出来事の巻き戻しだ。記憶はCDと違って、再生しすぎても擦り切れない。きみも再生してくれていると良いなと思う。ふたりの出来事も、ひとりしか覚えていなければ妄言と変わらない(のかも)。かなしいけど、そう思う。


生きていると、好きなひとも嫌いなひとも出来る。嫌いなひとも今日は生きているし、好きなひとほど消息が掴めない。なんでもかんでも、上手くいけば良いのにね。米を炊きすぎたから、冷凍しとかなきゃいけない。そういう、小さい面倒くさいことが日々に散らばっていて そういうのを全部クリアしていっても、好きな男は頭を撫でてくれたりはしないし。なんだか、そういうことに気が付くと すべてを投げ出して天井を見つめ続けたりしてしまう。となりに好きな男が居ると仮定しながら、壁側を向いたりする。つまらなくっても、かなしくっても、なにもなくても、日々は続く。せめてこれを読んでくれているあなたに良いことがあると良いなと思います。たとえば、食パンを焦がさずに焼けるとか。わたしはこれからベランダに出て、念でも送ります。ベントラー。それでは。

 

 

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ずっと好きだよ

 

 

 

 

実家に帰ると、あったかくてふわふわのいぬが居るので 帰省しているあいだはまいにち抱いて眠っている。とてもかわいい。寝言も言う。わたしは基本眠ることが苦手なので、いぬの無防備な寝顔を何時間もじっと眺めていられる。いぬはねむっている。あたたかく、鼻を鳴らしながら、眠っている。

 


さみしさっていうのは、よるにやってくることが多い。好きな男に暫く会えないよるにやってくる。足音もたてずに入り込んでは、いつの間にかとなりに寝転んでいる。はやく帰ってほしい。帰ってくれ。帰らない。居座っている。

布団に入るとわたしは、だいたい好きな男のことを考える。そういうことをするから眠れないんだ と言われればそれまでだが、じゃあ他にどうやってさみしさとか、泣きそうな気持ちとか 暗い部屋がこわいとか。そういうのを押し込めばいいんだろう。余計なことばかり考えるから、よるは今日も更けていく。好きな男が言ったことを反芻したり、立っていた場所をぼんやり見つめていると、たまにため息といっしょに涙がでてくることがある。眠るまえに涙が流れると、わたしはお風呂あがりに付けた化粧水と乳液の心配をしてしまう。すこし、高いから。すこしばかりまえまで、そこに居たのにな。と思いながら さめざめ、しばらく泣く。泣いたって、来ないもんな。と思い直して、適当に音楽を流して そのまま無理やり眠ったり、無理だったら本を読んだり たまにやけになってなにかを食べたりする。

起きていたって、ろくなことがない。さみしさに任せて連絡もしない。どうせ呆れられるだけだから。なんたって、つまらないかなあ。他にやることはたくさんあるのに。さみしいかなあ。

春の夜はゆっくりと更けていく。なにも成さなければなにも残らないまま。悔しいから、こんな文章を書いたりしている。連絡、ください。

わたしのこと思い出して 泣いたり、嬉しがったり 蹲ったりしてください。

それじゃあ、サヨナラ。またしばらく。

 

 

 

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はるやすみ

 

 

 

なにもしないままに2時間天井を見つめるときの感情がネガティブだったこと、まだ無いな。

長かった春休みがやっと終わり、大学が始まります。こんなブログの始まりかた、なんだかサークルの日誌みたいで嫌だな。

 


暫く好きな男に会わないうちに、わたしはさみしさで気が狂ってしまい、とうとうイマジナリー好きな男を作り上げてしまいました。

ふたりで布団に潜ったり、ご飯を2合炊いて余ったぶんをラップ、お湯に浸かったり 洗濯をしたり 本を読んだり ベランダで風に吹かれたり吹かれなかったりをしている。ベランダにはまだ吸い殻が残ってるよ。すこし早めに布団に入っても、ぜんぜん眠れやしない。イマジナリー好きな男はイマジナリーだからといって都合の良いことばかりを言ってくれるわけではないし、電気を付けると隣にいるのは紛れもないサメの抱き枕だけだ。

気が狂う、寂しさとは別方向で。まいにちはなにもしなくても過ぎてゆくし、文章は進んだり進まなかったり、寧ろ減っていったりする。むつかしい。

バリバリこなしたい、すべてを。すべて、ということばを最近乱用してしまうが、すべて がなんなのかはぼんやりしていてわからない。


深夜3時を過ぎるまで映画を観たり、好きな男(実存)におしえてもらった曲を聴いて打ちひしがれたり。暇だが忙しない。詩は生まれすぎるが消すものも多い。小説は断片的に散らばって、終わりまで繋げられないものも沢山ある。きみはどんな春を過ごしただろうか。

実存っていうのはむずかしくて、なにもしていないあいだはCloudとかにはいりたい。戻れピカチュウ!のテンションでモンスターボールに入ったっていい(わたしはレアポケモンにはなれないが)。

わたしがお花見をしたいな〜、と思う頃には桜が散っている。実存はムズい。


少しまえに舞台を観に行って、なにかに打ち込み結果を出しているたくさんの照明に照らされた人たち と自分。のギャップに苦しみ、割とよるに舞台が終わったのにも関わらず その足で3キロ歩いた。なにもない田舎道を3キロ。バカ。まえにも舞台終わりにこうなって 目に付いた自販機すべてで飲料を買って冷蔵庫をいっぱいにしたりした。さすがに今回はそんなくだらない散財をするわけにはいかない とあらかじめ財布のお金を抜いておいた。バカだ。バカすぎる。死ぬほど焦ったまま家に帰って開いたパソコン。3時間ほど唸って、結局すべてのデータを消した。焦るのはなにも出来ていないからなので、取り敢えず目の前のことを頑張ろうと思う。あそこに立っていたのはなにかを頑張り抜いた人たちなのだから。

そのよる見た夢はとんでもない悪夢で、寝汗を5lほどかいたわたしは深夜のベランダから好きな男の家に向かって「連絡ください」という念を飛ばしましたとさ。めでたし。

 

自分に都合の良い夢をみたいと思うのは卑しいことだろうか。

好きな男から連絡が無いだけで泣きそうになってしまうよるも、抱きしめていきたい。連絡が来るに越したことはないが。きみはどんなよるを消費するだろうか。わたしの小説は読んでくれましたか。もうすぐ、同人誌を出します。届くといいなあ と思います。あなたに届けるために紡いでいる言葉だから、やけになったよるや じりじりする朝。天井をいつまでも覗く昼間にも寄り添えたら。がんばるので、そばにいてね。それでは、また。

 

 

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