高尚ぶる、

小説も書いてるから読んでね ピース

フュージョン

 

 

 

きみが、夜遅くまで文字を追っていること。それがすごくかがやいてみえる。活字になりたい、と半分本気で願っていた高校時代の自分。明朝体が空に浮かんで見えることがあったね。あのとき浮かんでいた明朝体を掴んで飲み込めていたら、わたしは文字になって きみの眼のなかを泳げていただろうか。氷砂糖みたいな眼。コンタクトレンズを除けて、まだおよいでいる。

街頭は泣いているみたいだ。ひかりが等間隔に在る。それだけ。部屋のなか、チョコレートが溶けないくらいには冷えた部屋のなかで。いつまでも途中で止めた映画の画面をみつめつづけている。きょうは、すこしさみしかったよ。月が欠けるより歯が欠けるほうが大きな問題で、歯が欠けたわけじゃないんだけど 今日は歯が欠けたような、そんな心地がしていました。かふかふする。こころをどこに置いておけばいいのかわからなくなっていた。根が張るみたいに、どこにも行けないんだね。みたいなことを言われてしまったから。躍起になってどこかにただ流れようとしていた。深く潜っても、みたいものはいつも水面の辺りを漂っているのに。『殺されては美しく成ってきた』と歌うアイドルは、いつまでも画面のなかでピカピカとひかっているのだった。あの空、もうみえないかな。

さきに、ねむらないでよ。ずっとずっと追い求めてきたもの。それがなんなのかすらも分からないまま生きている。分かっているけれど、たまに分かっていないような顔をしたくなる。

睫毛が頬に当たること、バタフライ・キスって言うんだって。くすぐったくて、好きだった。くすぐったいのが好きなのかもしれない。きみが指でなぞる背骨は、白くやわらかい。わたし、なにがあげられる? よるはよるで終わってゆく。蝉が鳴きだすまえに眠りたいと思うよ。

きみがやわらかいゆめをみられますように。🌟

 

 

 

 

 

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