高尚ぶる、

小説も書いてるから読んでね ピース

ゼリーに沈む

 

 

 

 

四六時中音楽を流しているから、イヤホンが壊れるとなにもできなくなってしまう。いままで幾つものイヤホンを断線してきたのでいまはまがいものみたいな無線イヤホンを使っている。音がガビガビなので早く買い替えたい。思えば、好きな男を待っているときでさえ音が鳴っていた。変な思い出を付けると、その曲自体聴けなくなってしまうけれど 変な思い出にならないうちは寄り添えるのでどうでもいいか、と思う。音楽はいつも綺麗なままで佇んでいる。わたしたちはそうではない。一緒に聴いた音楽さえ憎くなってしまうよるもあるが 別になにが悪いわけでもないのでそのままだ。

 

iPhoneのメモ帳に言葉が溜まっていく。どこで使うかもわからない。高校の頃はこれが特にひどくていきなり立ち止まって文字を打ち込んだり 文字が空に浮かんで見えたりした。世界のすべてが明朝体に見えるときがあった。なにを言っているのかわからないと思うが、正直わたしにもわからない。

 

好きな男のはなしばかりをしているが、なにもそればかりを考えて生きているわけではない。それが他のことにも繋がっているから頻度が増えるだけだ。と、思いながらまたラインを遡る。わたしは、どんな顔をしているだろう。

 

食器棚を買った。いままでトースターの上に無理やり食器を並べていたので、うれしい。炊飯器も置ける。これでもういつの間にかコンセントが抜けていた ということがなくなる。保温は大切だ。なににおいても。

 

マシュマロを少しまえに設置したが、誰からもメッセージが来ないので無人島みたいな気分を味わっている。「ドラえもん」でのび太無人島に行き 何十年も経ったあとにドラえもんが迎えに来てタイム風呂敷で元の生活に戻る。みたいなはなしがあったが、あれが昔は怖くて読めなかった。ありえそうだな、と思って。意外とドラえもんは読んでいる方です。

 

猫の恩返し」で大きなゼリーにムタさんが入ってしまう、というシーンがあったが、あれを定期的に好きな男でやりたいと思ってしまう。音のないゼリーのなかに沈んでいてほしい。他意はないが、そう思うよるがある。連絡は来ない。もう沈んでしまったのだろうか。温度のない透明なゼリーに沈んだ好きな男を夢想すると、指先が甘く震えるのである。

 

 

 

 

 

 

 

 


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